OLA! VITORIA!
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、シンバル、トム
中村正人:ベース、キーボード、プログラミング、バッキング・ヴォーカル、トム
デヴィッド・スピノザ:エレクトリック・ギター
松本幸弘:ハイハット、トム
アレックス・サンドロ、ギューリアーノ・サメジマ、クレイトン・ウエハラ、アンダーソン・ヒナゴ、マリア・プレザ、ノエミ・ナスシメント、エリカ・ミサエ・マツイ、エドガー・アルヴェス、アナ・アルヴェス、フェリペ・アルヴェス、デヴィッド・スウォプ&J・B・パーク:コーラス
他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス
ライヴ履歴 2005年「DIAMOND 15」 2007年、DWLで登場
2004年6月16日にシングルリリースされた曲。タイトルは「オラ!ヴィートリア!」と読み、ポルトガル語で「やぁ!勝利!」という意味です(ここでは表現できませんでしたが、「OLA」の「A」と「VITORIA」の「O」にはアクセント記号「´」がついています)。ヨーロッパで開催されたサッカー大会を放送する番組のテーマソングに起用されました。ちなみにドリカムは2001年にコンフェデ杯のテーマソングとして『Go On,Baby!-universal mix-』を提供しています。その後アルバム「DIAMOND 15」にも収録されていますが、こちらはフェイドアウトせず美和さんのポルトガル語の語りを交えたアウトロが付け加えられています。
曲は自らの希望あってまささんが作曲しました。ダンスナンバーにラテン風味を加えたパワフルなリズムを持っています。「ユーロビート+70'sディスコ+ラテンのミクスチャー」とはドリカムの弁。久々にシンプルでダンサブルな曲を作りたかったとまささん。一部変拍子になっています。サウンドはキーボードが中心ですが美和さんとまささんはシンバルやトムをたたいています。この曲とカップリングの『HOLIDAY』で「打倒サザン」を目指していたようですが失敗に終わった模様です・・・。
歌詞は、サッカーに関わる曲であるため応援歌になっています。興味深いのはポルトガル語をふんだんに用いていること。美和さんが自ら辞書を引いて調べたそうで、それをポルトガル語の先生が手直ししました(歌詞カードにはポルトガル語の部分の和訳が載っています)。歌うときも美和さんは発音に苦労したそうです。美和さんの力強いヴォーカルを後押しするのは、12人のブラジル人によるコーラス。ほとんどが日本在住の方だそうです。アルバムヴァージョンの最後に美和さんが叫んでいるのはポルトガル語で「踊ろう!」という意味。次の曲『イノセント』がダンサブルなナンバーなのでぴったりです。
この曲にはミュージック・クリップがあり「DIAMOND 15」の初回限定盤に付属しているDVDで見ることができます。叱られてばかりの会社員と、意中の人に話しかけられない女子生徒が、美和さんやまささんの応援を受けながらサッカーボールを蹴って自信を持つというストーリーになっています。美和さんとまささんが着ているサッカーのユニフォームは特別に作られたもの。リポーターに扮した美和さんや、サッカー選手に扮したまささんに注目。
シングルには、この曲のインスト・ヴァージョンも収められました。といっても単なるインストではなくヴォーカルのメロディをエレキ・ギターが演奏するというものです。そのエレキ・ギターの演奏はまささんの親友・高中正義さん。
ライヴでは盛り上がる曲で、'07年には早速DWLに取り上げられています。
私はこの曲は好きですね。本当にダンサブルです。ピョンピョンいうシンセ音がいい感じです。歌詞にポルトガル語を使うというのはかなりの冒険だったと思われます。マイナーなポルトガル語を選んだのは、サッカーが盛んなブラジルの公用語だからでしょうか?私はまだ覚えられていないので適当に歌っています(笑)。アルバムヴァージョンのアウトロは少し印象が違って好きですね。最後の「踊ろう!」は、美和さんというより本当のブラジル人に聴こえます。ちなみに美和さんはサッカー好きとのこと。この曲に携わっている間、昔の思い出が甦ってきたんでしょうね。