HOLIDAY 〜much more than perfect!〜
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、キーボード、プログラミング、バッキング・ヴォーカル
デヴィッド・スピノザ:エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター&アコースティック・ギター・ソロ(アルバムヴァージョンのみ)
佐々木史郎:フリューゲルホルン
松本幸弘:ドラムス
他に、プログラミングされたシンセ音、パーカッション
ライヴ履歴 2005年「DIAMOND 15」
2004年のシングル「OLA! VITORIA!」のカップリングに収録されたサマーナンバー。まささんが20歳の頃に書いた曲で、当時のタイトルは「Lonely day,lonely beach」。歌詞も異なるものでした。デビュー前のバンドではまささんのリード・ヴォーカルで歌われていました。それを再び引っ張り出してきて美和さんが作詩をやり直したものがこの曲です。再浮上の際、まささんが歌うという案もあったのですが本人の拒否によりボツになりました(笑)。
曲は心地よいリズムで、デビュー前に既にまささんの作曲能力がすごかったことを示すかのようないい出来です(そういえば『LOVE LOVE LOVE』もデビュー前に書かれたとか)。松本さんの軽快なドラムスや、佐々木さんの透き通ったホルンなどが印象的ですが、特筆すべきはベテランギタリストのデヴィッド・スピノザによるギター。これが曲のイメージを決定付けています。アルバム「DIAMOND 15」に収録されたヴァージョンはアウトロが長く、スピノザのギターソロをじっくり堪能することができます。
歌詞は先述の通りサマーナンバー。夏の海を舞台としています。元々まささんが作詩した曲であったことが影響して、この曲の歌詞はドリカム名義の曲としては唯一男の視線から歌ったラヴソングになっています。それを美和さんが作詩・歌うというのがまた興味深いです。「旧ヴォーカル」のまささんはバッキング・ヴォーカルで歌に参加していますが、ハーモニーを聴くと美和さんのそれの方が目立ちます。『OLA! VITORIA!』と共に、「打倒サザン」を目指した曲だったそうですが大敗を喫した模様。
シングル「OLA! VITORIA!」には、この曲のインスト・ヴァージョンも収録されました。といっても単なるインストゥルメンタルではなく、ヴォーカルのメロディをデヴィッド・スピノザのギターが奏でるというものです。こちらもまた別の楽しみ方があって注目です。
この曲はもちろん夏にぴったりですね。よくこんなに似合ったメロディが出てきたな〜とまささんに感心します。海岸線のドライヴにぴったりかもしれません。当初アルバムに収録されるか私は心配でしたが、ちゃんと入りましたね。あとは、まささんヴォーカルヴァージョンも聴いてみたいですね〜。もちろん、「Lonely day,lonely beach」で(笑)。ちなみに私はずっと中盤の歌詞の「なにより」を「波乗り」と聴き間違えて覚えていました(汗)。だって夏じゃないですか!