カ・タ・ガ・キ
|
演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、バッキング・ヴォーカル
ピート・グレニスター:ギター
ニック・ペンテロウ:サックス
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット
マイク・ピラ:ボイス(!?)
他に、プログラミングされたシンセ音、ピアノ、ドラムス
ライヴ履歴 1989年、「ああ神より素敵なDreams Come True」
1991年、DWL、『自分勝手な夜』『MEDICINE』『IT'S TOO LATE』とのメドレーで登場
2004年、「ウラワン」、『エメラルドの弱み』とのメドレーで楽曲としては一番最初に登場
アルバム「DREAMS COME TRUE」収録曲のうち唯一まささんによる作曲。まささんの曲が多い最近では考えられませんが、ごく初期は美和さんの曲の方が圧倒的に多かったのです。もしかしたら「作曲家・吉田美和」を宣伝しようという意図があったのかもしれません。まささんが作りそうなクールなナンバーで、のちに「ドリ・ファンク」と呼ばれる曲たちの原型といえる曲です。ドラムスがプログラミングされているところも、ドリ・ファンクに近いテイストです。
詞のほうは別れた彼に彼女ができ、嫉妬する主人公の気持ちを描いています。もはや主人公と彼は「別れた2人」という“肩書き”でしかない、と・・・。サビのバッキング・ヴォーカルは初期ドリカムに典型的な感じです(まささん&西川さんのコーラスが懐かしい)。サックスの間奏では、男の人の英語の声が入ります。この人はブックレットに明記されていませんが恐らくプロデューサーのマイク・ピラではないでしょうか(『SAYONARA』と比較すると分かりやすいです)。彼はドリカムがエピック・レコードに所属していた1996年まで共同プロデューサーをしていますが、「第4のドリカム」とも言われいろんな曲でバッキング・ヴォーカルとして登場しています。
ライヴでは演奏されたことが非常に少ないです。'89年はアルバムツアーで、'91年はDWLでダンスメドレーの最後に登場しました。この曲での盛り上がり方はDVDで確認できます。そして誰もがこの曲のライヴ演奏を忘れていた'04年、「ウラワン」でアルバム「DREAMS COME TRUE」を代表して『エメラルドの弱み』とともに演奏されました。この時も盛り上がりました。この曲はライヴで盛り上がりそうで、おまけにドリ・ファンクは定期的に演奏されているのに、出番が意外と少ないのに驚きました。
私は最近ドリカムナンバーはMedia Playerでランダム再生して聴くのですが、なかなかこの曲に当たることがなく聴くことの少ない曲にしてしまっています(汗)。でも、デビューアルバムではかなり好きな部類のナンバーです。マイク・ピラのヴォイスもいいですね(完全に覚え切れていませんが)。なんでクレジットしなかったのだろう・・・?