週に1度の恋人
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、バッキング・ヴォーカル
ピート・グレニスター:ギター
ニック・ペンテロウ:サックス
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット
他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス、ボンゴ
ライヴ履歴 1989年、「ああ神より素敵なDreams Come True」「LOVE GOES ON・・・」 1990年、「JUBILEE」
1991年、DWLで登場(ただしDVDでは未収録) 1993年「The Swinging Star」、『今度は虹を見に行こう』とのメドレーで登場
2010年「ドリ×ポカリ〜イキイキ!〜」
横に揺れるようなリズムが心地よいナンバー。この曲は目立たないですが、実は美和さんが初めてまささんと会った時に電車内で聞かせた曲の1つ(もう1曲は『うれしはずかし朝帰り』)であり、ドリカムの歴史にとって記念に残る1曲です。まささんは美和さんの曲作りの才能に脱帽したとか。また、シングル「APPROACH」のカップリング曲でもあります(シングルヴァージョンはアルバムに収録されているヴァージョンと同じ)。アルバム「DREAMS COME TRUE」ではこの曲までの4曲がシングルカットされた曲であり、アルバムの前半に固まって登場することになります。
サウンドのメインはサックスでしょう。イントロからエンディングまで印象的です。他に女がいる彼と週に1度だけ(私の想像では土曜の夜!)付き合う・・・という、なんともせつない歌詞をしています。夜の賑やかな街並を思い起こさせるようなサウンドで、ダイナミックな間奏でハイライトを迎えます。最後はフェイドアウト・・・と思いきや意外な終わり方。賑やかさも消え、あたかもデートが終わり彼が去った後のむなしい感じを表しているかのようです。
初期のライヴでは盛んに演奏されていましたが、'91年のDWLと'93年のライヴでのメドレーとしての登場以来は長らく演奏されていませんでした。再び取り上げられたのは2010年の「ドリ×ポカリ〜イキイキ!〜」ツアーで、実に17年ぶりのことでした。この時のMCではまささんが面白い口調で美和さんとの電車内のエピソードを語ってくれました。
この曲のリズムやサウンド、歌詞は次アルバムの『自分勝手な夜』に引き継がれているような気がします。もしかして続編!?同曲の歌詞にも「週に1度でも恋人でいられるなら」って出てくるし・・・。