たかが恋や愛
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、マニュピレート、バッキング・ヴォーカル
モーリス・マイケル:ギター ポール・ダン:ギター
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット マーティン・ドローヴァー:トランペット
ニック・ペンテロウ:サックス ピーター・トムス:トロンボーン
大谷幸:ピアノ 濱田尚哉:ドラムス
他に、プログラミングされたシンセ音、パーカッション
ライヴ履歴 1996年「LOVE UNLIMITED∞」 2004年「ウラワン」、『いつもいつでも』とのメドレーで登場 2010年「ドリ×ポカリ〜イキイキ!〜」
まささん作曲のボサノバ風ポップナンバー。収録アルバム「DELICIOUS」のサウンドの特徴である、透き通ったシンセ音を多用したすがすがしいアレンジがされています。また歌詞に影響されてか、夏の海を思わせるメロディ・サウンドになっています。美和さんの多重ヴォーカルをふんだんに使用していて、時に面白く時に感動的です。もちろん、まささんや西川さんのバッキング・ヴォーカルも負けてはいません。間奏後は、シンセ音とドラムスがダイナミックな部分が印象的です。
歌詞についてですが・・・実は私、いまいち内容をつかめていなかったのですが(汗)、以前当サイトに足を運んで頂いたmasaさんという方に教えて頂き、ようやく内容が分かった次第です。1年前に一緒に海に行った主人公とその女友達。今年も行こう!と約束していたのに、友達は新しくできた彼と2人で海へ行ってきてしまいます。最初はやきもちを焼いていた主人公ですが、帰ってきた友達の幸せそうな顔を見て心から許す・・・という友情と恋愛について歌ったものだそうです。そんな、一人称が極端に出てこない歌詞であります(汗)。(masaさん、ありがとうございました!)
この曲は結構女性には人気がありそうな感じがするのですが、まささんの曲の例に漏れず(苦笑)マニアックで知られていない曲です。ライヴでは、DWLでは一度も演奏されていません。また、「DELICIOUS」のアルバム・ツアーの役目を果たした「LOVE UNLIMITED∞」ツアーを除いては、2004年「ウラワン」と2010年「ドリ×ポカリ〜イキイキ!〜」ツアーでしか演奏されていませんが、この2つのツアーはマイナーでマニアックな曲ばかり演奏するコンセプトがあったものであり、そこからもこの曲のマイナーさが伝わってきます。
私はそれほどこの曲が好き、というわけではないですが、すがすがしくて印象はとてもいいですね。海辺をドライヴする時なんかいいかも。後年の『HOLIDAY〜much more than perfect!〜』に似た感じです。アルバム「DELICIOUS」ではこの曲で第2のパートは終わり、いよいよ終盤へ向けて進んでいくのです。