A HAPPY GIRLIE LIFE
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル(as スウィート・トゥウィート)
デイヴィッド・T・ウォーカー:ギター チャック・レイニー:ベース
ハーヴィー・メイソン:ドラムス ジェイ・ワインディング:キーボード
ラルフ・マクドナルド:パーカッション
ザ・ガーリー・ガールズ(ミッシェル、シャキラ、サラ、サンディー、トリッシュ):一部バッキング・ヴォーカル
ライヴ履歴 1996年「beauty and harmony」 2003年「“とつぜんのちっちゃい” tour of beauty & harmony 2」、アンコールで登場
美和さんがソロで発表したジャズ・スタイルの明るいナンバー。曲自体はかなり前に作られたそうです。賑やかで陽気なわりには使用されている楽器はシンプルそのもの。ジェイ・ワインディングの弾くピアノが印象的です。お互い旧来からの仲間であるジャズの巨匠たちの演奏は、息がぴったりと合っていて、それでいてリラックスした雰囲気もあり貫禄を見せています。そしてすっかり彼らのお気に入りになってしまった美和さんが、それを纏め上げています。シンプルなのにカラフルに聴こえるのは、彼らの名演のおかげかもしれません。
歌詞は、タイトルそのままに「女の子であることの幸せ」を題材にしたもの。美和さんらしく女の子の友情や恋愛を面白おかしくつづっています。失恋をしても常にポジティヴ、という感じの詞作は美和さんらしさ満開です。美和さんも女に生まれたことを満喫しているのでしょうね。ヴォーカルもダイナミックに面白く聞かせます。そして印象的なバッキング・ヴォーカルは、美和さん(=スウィート・トゥウィート)の他に5人のNYの女の子が参加。実は彼女たち、スタジオ前を通りすがっていたまったくの素人で、半ばだまされてセッションに連れてこられたとか(笑)。しかしさすがNY(!?)、非常にアメリカンなコーラスを聴かせています。曲の終わりでははしゃいでいる様子も聴こえ、結果楽しめたんだと思います。
この曲は、アルバムツアー(もちろん美和さんのソロ)で演奏された他に、それから7年ほどして発売された美和さんのセカンド・ソロ・アルバム「beauty and harmony 2」のツアーでもアンコールで演奏されました。このことなどから、この曲が美和さんのソロでの代表曲のひとつともいえるでしょう。また、ファンの間でも一定以上の人気はあるでしょう。
私は「beauty and harmony」の収録曲の中でもこの曲は上位に入りますね。とにかく陽気で楽しいです。モンキーガールシリーズのように、美和さんらしい「おバカな」(笑)雰囲気がどこを聴いても伝わってきます。ブックレットのこの曲の歌詞の隣ページの美和さんも楽しいですね。コーラスが素人だったとは驚きましたね。あんなに曲にマッチしているんですもの。あれがなかったら曲の面白さが半減します。