告白
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル
デイヴィッド・T・ウォーカー:エレクトリック・ギター チャック・レイニー:ベース
グレッグ・アダムス:フリューゲルホルン、トランペット エリック・マリエンサル:サックス(ベース、テナー&アルト)、フルート
ジョー・サンプル:ピアノ、ロード ハーヴィー・メイソン:ドラムス パウリーニョ・ダ・コスタ:パーカッション
エレナ・べアール、バリー・フィンクレア、エンリコ・ディセコ、ジョナサン・ディンクレージ、アン・レザーズ、キャサリン・リヴォルシ・スタン、キャロル・ウェブ・ソートム、リッキー・ソートム:ヴァイオリン
ヴィンセント・ライオンティ、マキシン・ロアック:ヴィオラ リチャード・ロッカー、ジーン・ラブランク:チェロ
ライヴ履歴 2003年「“とつぜんのちっちゃい” tour of beauty and harmony 2」、アンコールを除く最後に登場
2003年、DWLで登場(DREAMS COME TRUE)
2003年の美和さんのソロ・アルバム「beauty and harmony 2」の実質的なラスト・ナンバー。感動的なバラードで、ファンの間で高い人気があることから、美和さんのソロの代表曲となっています。その力は、ドリカム・ナンバーの名曲にも負けぬほどです。曲はシンプルな構成で、メロディも少なめです。その分、サビのインパクトが大きいです。主要な楽器はピアノとドラムス。間奏・後奏ではエリック・マリエンサルが心打たれる長めのサックス・ソロを披露しています。グレッグ・アダムスのスコアによるストリングスが、曲をやさしくドラマチックに盛り上げています。意外と音は少なめで、そのため生演奏といった趣が伝わってきます。
歌詞は、前作のラスト・ナンバー『生涯の恋人』と同じく、恋人への焦がれる想いを歌い上げた感動的なもの。美和さんいわく「ウェディング・ソング」だとか。あなたが「運命の人」だと、生涯最後の日になっても思っているだろう・・・と不変の愛と確信する内容は、『生涯の恋人』『月光』『やさしいキスをして』『誓い』などの美和さんの詞作によくあるパターンですが、この曲も他とは違う感動の世界が作り出されています。ヴォーカルはコーラスなしの美和さんのシングル・トラックですが、逆に美和さんは訴えかけるようなソウルフルなヴォーカルを聴かせています。節の静けさと、サビの力強さの対比が曲のアレンジと共に感動的。
この曲は、美和さんのソロ・ツアー以外に、同年のDWLでも「吉田美和コーナー」で演奏されました。同コーナーの締めくくりにふさわしく、ミュージシャンの生演奏と美和さんのオリジナルに負けぬくらいの心を込めたヴォーカルが一体となり、会場に感動の空気をもたらしました。なお、この時の演奏の映像はDVDの他に公式サイトの「DCT-TV」で見ることができます。なお、この曲にはミュージック・ヴィデオはないようです。
間違いなくこの曲は美和さんのソロの代表曲でしょう。それほど多くのファンの心を震わせたのですから。音楽を聴いて涙を流すことのほとんどない(汗)私でさえ、この曲では涙を流したことが数回あるほどです。DWL'03は生で見聴きしましたが、この時も涙を見せてしまいました。言葉で表せないほど、この曲にはマジックがあります。曲の構成はどこか『未来予想図』に似ていますね。あれさえも越えた素晴らしい出来にすら思えてしまいます。歌詞もひとつひとつが心に残ります。特に「いつかやってくる・・・」以降は胸がギュッときます。もう、この曲は何があろうとお勧めです!ぜひ一度聴いてみてください!百聞は一見にしかず!