CARNAVAL〜すべての戦う人たちへ〜
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、サンバホイッスル
中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル
武藤良明:エレクトリック・ギター
佐々木史郎:トランペット 中野勇介:トランペット
吉田治:テナーサックス 本間将人:アルトサックス 五十嵐誠:トロンボーン
松本幸弘:ドラムス 大儀見元:パーカッション、ヴォイス
マーセラス・D・ニーリー:バッキング・ヴォイス
CHIWA、A-rimi、coco鮎美、RAH-D、Alice Keita、Kefurah、ZAK BOND、Svetlana Grigorieva、Alla:バッキング・ヴォイス
他に、プログラミングされたギター、一部ドラムス、パーカッション
ライヴ履歴 2008年「WINTER FANTASIA 2008」 2009年「“ドリしてます?”」
アルバム「AND I LOVE YOU」で発表された明るいポップナンバー。軽めながらエネルギッシュな雰囲気です。作曲はまささんで、洋楽色が入っているのはそのせいかもしれません。歌詞の内容から、2010年ゆめ半島千葉国体・ゆめ半島千葉大会のイメージ・ソングに起用されることとなります。まささんは千葉県に住んでいたことがあり、それがタイアップのきっかけになったとか(千葉県知事から直接指名されたらしい)。初出は「AND I LOVE YOU」ですが、そこからのシングルカット「またね」のカップリングにも選ばれました。なお、シングルとアルバムでは若干内容が異なり、シングルヴァージョン(SINGLE VERSION)ではイントロの美和さんの掛け声と、エンディング後の盛り上がりがカットされています。
この曲は、同じくまささんが書いた『決戦は金曜日』『朝日の洗礼』に似たリズムであり、アレンジも似ていますが、ここではラテン色が入っているのが特徴でしょう。ドリカムはラテン系の曲を書くのが得意ですが、ここではサルサのテイストも感じられます。これは、タイトルである「CARNAVAL」=「カーニヴァル」にあやかってのことでしょう。カーニヴァルにぴったりな、元気のよいリズム・サウンドです。サウンドで目を引くのはブラス・セクションとパーカッション。この2つが賑やかな雰囲気を出しています。ブラス・セクションは『決金』をほうふつさせます。パーカッションは近年のドリカムではすっかりおなじみの大儀見元さん。サルサ・バンドで活躍している彼の演奏は曲にぴったりです。後半はパーカッション・ソロもあります。
歌詞は、スポーツ大会が始まる前の各選手の気持ちの高ぶりようを表したもので、これが千葉国体のイメージ・ソングとなるゆえんです。スタートに向けて盛り上がってゆく大会の様子を「CARNAVAL」=「カーニヴァル」に例え、選手も観客も最高に楽しもう!といった意味合いを込めています。サビで何度も出てくる「チャッ、チャッ、チャチャチャッ」と「CARNAVAL !」の掛け声が印象的で楽しいです。これも大儀見さんが担当しています。美和さんのヴォーカルも元気いっぱいで、アルバムヴァージョンの冒頭ではサンバホイッスルを吹きながら掛け声をかけています。そして、ゲストとして多くの友達が参加しているのも特徴でしょう。後半のざわめきがそれで、賑やかな雰囲気がよく出ています。その中にはMCでおなじみ、マーセラス・D・ニーリーの姿も。
「AND I LOVE YOU」は発売直後にアルバム・ツアーがなかったのですが、この曲はその中で一足先に2008年の「WINTER FANTASIA 2008」でライヴ初披露されました。また、2009年3月にデビュー20周年を記念して行われたコンサート「DO YOU DREAMS COME TRUE?SPECIAL LIVE !」でも演奏され、なんと浦嶋りんこさんとの共演が実現しました。その後、2009年の「“ドリしてます?”」ツアーでも演奏。ライヴでは欠かせない曲となっています。
この曲はラヴソングではありませんが、ドリカムらしい前向きで元気いっぱいな内容で素直に楽しめると思います。体育系のイベントではもちろん、お祭り騒ぎをしたい時にはぴったりの1曲ですね。『決金』直系の洋楽的アレンジはさすがまささんだけあります(苦笑)。シングルヴァージョンは微妙なヴァージョン違いでマニアックだなぁと思います(笑)。ライヴでも早速盛り上がっていますね!例の決め台詞での振り付けはもう皆さんマスター済みですね?