アピール
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング
武藤良明:アコースティック・ギター
大谷幸:ピアノ
松本幸弘:ドラムス
他に、プログラミングされたシンセ音、ピアノ、ストリングス、パーカッション、一部ドラムス
ライヴ履歴 2009年「“ドリしてます?”」
アルバム「AND I LOVE YOU」に収録されたミドルテンポのポップナンバー。美和さんが作曲しています。全体的にアレンジが淡々としているためあまり目立ちませんが、ドリカムらしいせつなさを出した仕上がりです。そのせつなさが一気にあふれるサビのメロディが耳に残ります。プログラミングが主体の曲ですが、間奏のアコースティック・ギターのソロがいいアクセントになっています。ピアノも影ながら曲に味をつけています。
歌詞では好きな人に自分をアピールできずにいる主人公の気持ちが歌われます。夏を舞台にしたもので、ドリカムでは何度目となる花火が登場します。なんとか彼に自分の存在を気づいてほしいといろいろ努力するものの、なかなか報われない様子が共感できます。「もし一度でも大きな声で言えたなら」という願いが繰り返し歌われるのが印象的です。そんな思いを美和さんは伸びやかに歌っています。そして、エンディングでは美和さんの台詞が入っています。これは、主人公が未来の自分に語りかけているものです。
ライヴでは、「AND I LOVE YOU」のアルバムツアーがなかったため、2009年の「“ドリしてます?”」ツアーが初演となりました。
シングル曲やタイアップ曲の多い「AND I LOVE YOU」の中でも純粋なアルバムナンバーということで目立たない位置にあるのですが、ドリカムらしさが存分に出ている曲だと思います。既にファンの間で人気が出ているようですが、それも納得ですね。私も好きです。やはりこの曲はサビの繰り返しが印象に残りますね。主人公の気持ちを思うと本当にせつなくなってきます。バッキング・ヴォーカルにはまささんも参加していそうなのですが、クレジットによると美和さんのみのようです。そして美和さんの台詞には意表をつかれました。あまりなかった(もしかして初?)試みですね。