ポール・マッカートニー シングル一覧

PART 2(1997〜2009)

 (赤字はアルバム未収録曲、青字はアルバム未収録ヴァージョン)

[アルバム未収録曲については「ポール・マッカートニー アルバム未収録曲・ヴァージョン一覧」もご参照ください。]

 

RP6462(7")


CDRS6462(CD)


CDR6462(CD)

Paul McCartney

Young Boy/Looking For You

Parlophone RP6462(7") 1997年4月28日発売(英国)  英国19位・米国未発売

『Flaming Pie』からの先行シングル。A面は『Flaming Pie』収録曲で、B面はアルバム未収録曲です(このシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)。全英19位を獲得し、前作の先行シングル「Hope Of Deliverance」に近いスマッシュ・ヒットとなりました。米国では「Young Boy」が売れ線ではないと判断され、シングルの発売自体がありませんでした・・・。なお、この7インチはピクチャー・ディスクのみ制作されています。


Paul McCartney

Young Boy/Looking For YouOobu Joobu - Part 1

Parlophone CDRS6462(CD) 1997年4月28日発売(英国)  英国19位・米国未発売

7インチと同じ日には、2種類のCDシングルが発売されました。どちらも同じ写真・デザインのジャケットで、色違いとなっています。うち、緑の方には7インチ収録の「Young Boy」「Looking For You」に加えてアルバム未収録の「Oobu Joobu - Part 1」が収録されています。これは、ポールがDJを担当したラジオ番組「Oobu Joobu」(1995年5月〜9月放送)をCDで再現する、というコンセプトでDJ部分を録り直したもの。「Young Boy」以降『Flaming Pie』からの一連のCDシングルに必ず収録され、シリーズ化されます(いずれの回もシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)。ここに収録されている「Part 1」では、「Young Boy」の作曲過程についてのポールの思い出話や、1984年に録音されながらお蔵入りとなっていた未発表曲「I Love This House」などを楽しむことができます。もちろん、テーマ・ソングである「Oobu Joobu Main Theme」も必聴!


Paul McCartney

Young Boy/BroomstickOobu Joobu - Part 2

Parlophone CDR6462(CD) 1997年4月28日発売(英国)  英国19位・米国未発売

もう1つのCDシングルはピンク。こちらはメインの「Young Boy」はそのままに、アルバム未収録曲「Broomstick」と「Oobu Joobu - Part 2」を収録しています(どちらもシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)。「Part 2」では、ポールが父・ジムについて語った後にバッハの「Bouree」をギターで爪弾いたり、1987年にフィル・ラモーンとのセッションで録音した未発表曲「Atlantic Ocean」が登場したりと、「Part 1」に負けず劣らず楽しめる内容です。


Paul McCartney

Young Boy/Looking For You

東芝EMI TOCP-40040(CD) 1997年5月21日発売(日本)  英国未発売・米国未発売

日本で発売されたCDシングルは、ヨーロッパ盤に準拠したものでした。ジャケットはピンクの方と同じ。悲しいことに、7インチと同じ2曲しか収録されていません(汗)。「Broomstick」も「Oobu Joobu」も、日本では未発売のままです。新曲・未発表音源を楽しみにしていたファンの落胆ぶりがよく理解できます・・・。

RP6472(7")


CDRS6472(CD)


CDR6472(CD)


C2 7243 8 58650 2 2

(CD)

Paul McCartney

The World Tonight/Used To Be Bad

Parlophone RP6472(7") 1997年7月7日発売(英国)  英国23位・米国未発売

『Flaming Pie』からのシングルカット。A面・B面共に『Flaming Pie』収録曲です。すべてアルバム収録曲で構成されるのはかなり久々。全英23位と堅実な記録を残しました。「Young Boy」に続いて、この7インチもピクチャー・ディスクのみ制作されました。「The World Tonight」は米国でもシングルカットされていますが、後述のようにカップリングが違うものでした。


Paul McCartney

The World Tonight/Used To Be Bad/Oobu Joobu - Part 3

Parlophone CDRS6472(CD) 1997年7月7日発売(英国)  英国23位・米国未発売

7インチと同じ日には、再び2種類のCDシングルが発売されました。そして、これまた同じ写真・デザインの色違いという。うち、青の方には7インチ収録の「The World Tonight」「Used To Be Bad」に加えてアルバム未収録の「Oobu Joobu - Part 3」が収録されています。「Part 3」では、例によってメイン・サイド(今回は「The World Tonight」)についてポールが語るパートや、1987年に録音した未発表のインスト・ナンバー「Squid」などをフィーチャー。


Paul McCartney

The World Tonight/Really Love You/Oobu Joobu - Part 4

Parlophone CDR6472(CD) 1997年7月7日発売(英国)  英国23位・米国未発売

もう1つのCDシングルはオレンジ。こちらはメインの「The World Tonight」はそのままに、『Flaming Pie』収録曲の「Really Love You」と、アルバム未収録の「Oobu Joobu - Part 4」を収録しています。「Part 4」ではレゲエがテーマになっていて、『Flowers In The Dirt』セッションでお蔵入りになったレゲエ・ナンバー「Don't Break The Promise」(共作者のエリック・スチュワートが10ccとして発表していて、ここでは「ソロ・ヴァージョン」と銘打たれている)が流れたり、ポールがレゲエについて語ったり(BGMは未発表曲「Daisy Roots Reggae」)とジャマイカに行ったかのような気分にさせてくれます(苦笑)。


Paul McCartney

The World Tonight/Looking For YouOobu Joobu - Part 1

Capitol C2 7243 8 58650 2 2(CD) 1997年5月6日発売(米国)  英国未発売・米国64位

米国では、ラジオのリスナーが若年層であることからロック調の「The World Tonight」がファースト・シングルに選ばれ、『Flaming Pie』の米国発売を前に先行シングルとして送り出されました。しかし、最高64位と結果的には失敗に・・・。米国ではCD1種類のみが制作され、ジャケットは英国盤「The World Tonight」の色違い(ピンク)。カップリングは、米国未発売のシングル「Young Boy」の緑の方のカップリングである「Looking For You」と「Oobu Joobu - Part 1」。一方で、「Broomstick」と「Oobu Joobu - Part 2」そして英国盤「The World Tonight」のカップリング「Oobu Joobu - Part 3」「Oobu Joobu - Part 4」は未収録で、現在も未発表状態です。米国のポール・ファンにとってはありがたい処置だったのか、そうでなかったのか・・・(汗)。


Paul McCartney

The World Tonight/Young Boy

東芝EMI TOCP-40073(CD) 1997年10月16日発売(日本)  英国未発売・米国未発売

米国のファン以上にかわいそうな目に遭ったのが日本のファンでしょう。日本で発売されたCDシングルは・・・なんと、カップリングがファースト・シングルの「Young Boy」だったのですから!(ヴァージョンも全く同じ)恐らくこれは、この2曲が使用された映画「ファーザーズ・デイ」の宣伝のためだったのでしょうが、いくらなんでもセンスがなさすぎです(汗)。おかげさまで、日本では「Oobu Joobu - Part 3」「Oobu Joobu - Part 4」が未発表になった上に、同じものを2度も買わされる羽目になり、ファンは東芝EMIに怒りを覚えたのでした・・・。よく暴動が起きなかったものです。なお、ジャケットは英国盤の青の方と同じ。

RP6489(7")


CDRS6489(CD)


CDR6489(CD)

Paul McCartney

Beautiful Night/Love Come Tumbling Down

Parlophone RP6489(7") 1997年12月15日発売(英国)  英国25位・米国未発売

『Flaming Pie』からのシングルカット第2弾。A面は『Flaming Pie』収録曲で、B面はアルバム未収録曲です(このシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)。共に1986〜1987年頃に書かれた曲で、B面の「Love Come Tumbling Down」はその当時の録音です。英国では30位内にしっかり食い込みました。米国や日本では未発売。今回も、7インチはピクチャー・ディスクのみ制作されました。


Paul McCartney

Beautiful Night/Love Come Tumbling DownOobu Joobu - Part 5

Parlophone CDRS6489(CD) 1997年12月15日発売(英国)  英国25位・米国未発売

7インチと同じ日には、2種類のCDシングルが発売されました。ここでもまた同じ写真・デザインの色違いというパターンのジャケットで、ポールの一つ覚えの表れなのでしょうか(苦笑)。うち、黄色の方には7インチ収録の「Beautiful Night」「Love Come Tumbling Down」に加えてアルバム未収録の「Oobu Joobu - Part 5」が収録されています。「Part 5」は「Beautiful Night」を特集しており、ポールやリンゴが曲が完成するまでを語ったり、1986年にフィル・ラモーンのプロデュースで録音された当初のヴァージョンを引っ張り出したりと、あらゆる角度から曲の魅力に迫っています。しかし、「Love Come Tumbling Down」が日本未発売というのは本当に惜しい話です・・・。


Paul McCartney

Beautiful Night/Same LoveOobu Joobu - Part 6

Parlophone CDR6489(CD) 1997年12月15日発売(英国)  英国25位・米国未発売

もう1つのCDシングルは紫。こちらはメインの「Beautiful Night」はそのままに、アルバム未収録曲「Same Love」と「Oobu Joobu - Part 6」を収録しています(どちらもシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)。「Same Love」も'80年代後半に録音されていたお蔵入りナンバーです。「Part 6」は、前半部分ではポールがアビーロード・スタジオでメロトロンについて語ります。ビートルズナンバー「Strawberry Fields Forever」を弾き語ったり、即興曲「Come On Baby」をおふざけで演奏するのが聴き所。後半には1987年の未発表曲「Love Mix」が登場します。こう見てみると、この時期ポールが'80年代後半の未発表音源をシングルでたくさん公表しているのが分かって面白いですよね。そして、3枚のシングルですっかり恒例となっていたCD版「Oobu Joobu」も、この「Part 6」で最後となります・・・。「次のシングルの「Oobu Joobu」をお楽しみに!」と言っていたはずなのに・・・。

The Fireman

Fluid/Appletree Cinnabar Amber/Bison(Extended Version)

Hydra HYDRA12007(12") 1998年9月21日発売(英国)  英国-位・米国未発売

ポールがYOUTHと組んで行っている覆面プロジェクト「ザ・ファイヤーマン」初のシングル。ファイヤーマンのセカンド・アルバム『Rushes』からのシングルカットで、アルバムと同じ日に発売されました。3曲とも『Rushes』収録曲ですが、「Bison」は8分近くにも渡るロング・ヴァージョンです。このシングルは12インチおよびCDで出回ったようですが、英国のみの発売で数量限定だったため、超レア・アイテムとなっています。まぁ、これを無理してでも手に入れようという気は起きませんが・・・。何やらいかがわしい写真が使用されているようですし、ね(苦笑)。


The Fireman

Fluid(Out Of Body And Mind Mix)Fluid(Out Of Body Mix)

Fluid(Out Of Body With Sitar Mix)/Bison

Hydra HYDRA12008(12") 1999年発売(英国)  英国-位・米国未発売

「Fluid」は、年が変わって1999年に黄色のジャケットの12インチで再発売されています。今回はたった3,000枚しか制作されておらず、レア中のレア・アイテムです・・・!裏ジャケットに限定番号が刻印されているようです。A面に「Fluid」の2種類のリミックス、B面に「Fluid」のさらにもう1つのリミックスと、「Bison」(今度はアルバムと同じヴァージョン)を収録しています。「Fluid」のリミックスはNitin Sawhneyが手がけており、いずれもこのシングルでしか聴くことができません。まぁ、これも強いてほしいとは思いませんね・・・。

R6527(7")


CDR6527(CD)


CDRS6527(CD)

Paul McCartney

No Other Baby/Brown Eyed Handsome Man/Fabulous

Parlophone R6527(7") 1999年10月24日発売(英国)  英国42位・米国未発売

リンダ没後に制作したロックンロールのカヴァー・アルバム第2弾『Run Devil Run』からの唯一のシングルカット。A面は『Run Devil Run』収録曲で、B面は「Brown Eyed Handsome Man」が『Run Devil Run』収録曲、「Fabulous」がアルバム未収録曲です(このシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)。ちなみにオリジナルはそれぞれ「No Other Baby」がバイパーズ、「Brown Eyed Handsome Man」がチャック・ベリー、「Fabulous」がチャーリー・グレイシー。アルバムの中では割とおとなしめな曲を選んだせいか、全英42位にとどまりました。米国ではジュークボックス用シングルが出ただけで未発売です。


Paul McCartney

No Other Baby/Brown Eyed Handsome Man/Fabulous

Parlophone CDR6527(CD) 1999年10月24日発売(英国)  英国42位・米国未発売

7インチと同じ日には、2種類のCDシングルが発売されました。まず赤で描かれた謎の男のイラストがジャケットの方ですが、7インチと同じ3曲を収録しています。日本ではこの内容(収録曲・ジャケット)で発売されました。


Paul McCartney

No Other Baby(mono)Brown Eyed Handsome Man(mono)Fabulous(mono)

Parlophone CDRS6527(CD) 1999年10月24日発売(英国)  英国42位・米国未発売

そして、ジャケットを変えたもう1つのCDシングルは、収録曲は7インチ・もう片方のCDと同じ3曲なのですが・・・なんと!全曲モノラル・ミックスで収録されています!何だか時代に逆行した感がありますが、これはポールが子供の頃聴き親しんだロックンロールのレコードに思いをはせてのことでしょう。少年時代のポールの写真をジャケットに使用している辺りからもそれがうかがえます。このモノラル・シングルは英国のみ15,000枚限定発売のため、本当に貴重なレア音源ということになります(このシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)。曲自体はステレオ・ヴァージョンを『Run Devil Run』や通常のCDシングルで聴けますけど。

R6567(7")


CDR6567(CD)

Paul McCartney

From A Lover To A Friend/Riding Into Jaipur

Parlophone R6567(7") 2001年10月29日発売(英国)  英国45位・米国-位

ポール・マッカートニー、21世紀最初のシングル。久々のニュー・アルバム『Driving Rain』からの先行シングルで、A面・B面共に『Driving Rain』収録曲です。ポールが亡き妻リンダや新しい恋人ヘザーのことを歌ったラヴ・バラードで、リンゴ・スターが気に入ったのでシングルにしたそうですが・・・蓋を開ければ英国45位、米国ではチャート・インしないという散々な結果に終わりました(汗)。まぁ、あの変てこなアレンジじゃ低迷するのも納得行きますね・・・。なおシングルの収益は、この年発生した米国同時多発テロで犠牲になったニューヨークの消防士・警察官の遺族を支えるための基金に全額寄付されました。


Paul McCartney

From A Lover To A Friend/

From A Lover To A Friend(David Kahne Remix 1)

From A Lover To A Friend(David Kahne Remix 2)

Parlophone CDR6567(CD) 2001年10月29日発売(英国)  英国45位・米国-位

7インチと同じ日には、CDシングルが発売されました。メインの「From A Lover To A Friend」はそのままに、同曲のリミックスを2種類も収録するという、ミックス違いの「From A Lover To A Friend」が3つも並ぶという妙な選曲です。こんな内容ではますます買ってくれる人が少なくなるわけで・・・(苦笑)。リミックスは2つとも『Driving Rain』のプロデューサーをつとめたデヴィッド・カーンが手がけています。「Remix 2」の方は、次のシングル「Freedom」に再度収録されることになります(両方ともシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)。日本では、この仕様で発売されています。

Paul McCartney

Freedom/From A Lover To A Friend/

From A Lover To A Friend(David Kahne Remix 2)

Parlophone CDRS6567(CD) 2001年11月5日発売(英国)  英国-位・米国97位

『Driving Rain』からの先行シングル第2弾。今回は珍しくアナログ盤は制作されませんでした。「From A Lover To A Friend」からたった1週間後という異例の短い間隔での発売だったのは、言わずもが「Freedom」が同時多発テロ事件へのメッセージ・ソングだからです。「From A Lover To A Friend」に続き英米双方で発売されましたが、2つの型番が同じことを考えると「From A Lover To A Friend」は英国、「Freedom」は米国に重点を置いたと思われます。しかし、そうしたポールの熱意とは裏腹になぜか当事国である米国で97位止まりと全く振るいませんでした・・・。英国でも一応はチャート・インしたそうですが、集計間違いが発生してカウントされなかったようです(汗)。収録曲は、『Driving Rain』に急遽収録された「Freedom」(ヴァージョンは同じ)に、何を思ったのか前作から2曲を引っ張ってきてカップリングさせています。これでは買う気がもっと失せてしまいますね(苦笑)。このシングルでも当然、テロで犠牲になったニューヨークの消防士・警察官の遺族を支えるための基金に収益が全額寄付されました。

Paul McCartney

Tropic Island HumWe All Stand Together

EMI R6649(7") 2004年9月20日発売(英国)  英国21位・米国未発売

約3年ぶりにして2004年唯一のシングル。ポールが版権を所有する漫画「Rupert The Bear」の新作アニメ映画「Tropic Island Hum」主題歌として英国限定で発売されました。A面・B面共にアルバム未収録曲で、A面はこのシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難。B面は1984年発売のシングルや『All The Best!』英国版、『Pipes Of Peace』のボーナス・トラック[1993年]に収録されているのと同じヴァージョンです。その「We All Stand Together」の時は最高3位という快挙を打ち立てましたが、今回も最高21位まで上昇し根強い人気をうかがわせます。


Paul McCartney

Tropic Island HumWe All Stand Together

EMI CDR6649(CD) 2004年9月20日発売(英国)  英国21位・米国未発売

7インチと同じ日には、CDシングルが発売されました。7インチと同じ2曲を収録しています。ジャケットも7インチと共通。

Twin Freaks

Really Love You/Lalula

Graze GRAZE012(12") 2005年6月6日発売(英国)  英国-位・米国未発売

DJ.フリーランス・ヘルレイザーによるマッカートニー・ナンバーのマッシュアップ・アルバム『Twin Freaks』からのまさかの先行シングル。アルバム自体アナログ盤とデジタル配信でしか発売されていませんが、この12インチシングルもアナログ盤のみ、しかも2,500枚限定発売という超レア・アイテムです。プラスチック・ケースにタイトルが印刷されています。A面に2曲(『Twin Freaks』収録曲・未CD化)が収録されており、B面はエッチング仕様で音は鳴りません。ちなみに、私は音源は「CDで」持っています(苦笑)。

Paul McCartney

Fine Line/Growing Up Falling Down

Parlophone R6673(7") 2005年8月29日発売(英国)  英国20位・米国-位

ファンが待ちに待ったアルバム『Chaos And Creation In The Backyard』からの先行シングル。A面は『Chaos And Creation In The Backyard』収録曲で、B面はアルバム未収録曲です(このシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)。ナイジェル・ゴドリッチの起用や、シングルとしては久々のポップ・チューンだったことから英国で「Young Boy」以来のTOP 20入りを果たすなど世界中でスマッシュ・ヒットに。ジャケットは『Chaos And Creation In The Backyard』のブックレットで見られたような細い線によるイラストです。


Paul McCartney

Fine Line/Comfort Of Love

Parlophone CDR6673(CD) 2005年8月29日発売(英国)  英国20位・米国-位

7インチと同じ日には、CDシングルが発売されました。ジャケットは基本的なデザインは一緒ですが、タイトルのフォントなど微妙に異なります。また、英国盤と他国盤とでは収録曲も異なります。英国盤には、メインの「Fine Line」はそのままに、アルバム未収録曲の「Comfort Of Love」(このシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)を収録しています。


Paul McCartney

Fine Line/Comfort Of LoveGrowing Up Falling Down

東芝EMI TOCP-40183(セキュアCD) 2005年9月7日発売(日本)  英国未発売・米国-位

一方、英国以外の国では「Comfort Of Love」と「Growing Up Falling Down」の両方をカップリングにしたCDが発売されました。ただし、日本ではPCでのコピーに制限のあるセキュアCDで、他の国ではCCCDでの発売でした(汗)。いっぺんに揃うので便利なのですが・・・。こちらはジャケットは7インチと完全に同じデザイン。ちなみに、私が現物を持っている唯一のポールのシングルです(笑)。

CDR6678(CD)


CDRS6678(CD)

Paul McCartney

Jenny Wren/Summer Of '59

Parlophone R6678(7") 2005年11月21日発売(英国)  英国22位・米国未発売

『Chaos And Creation In The Backyard』からのシングルカット。このシングルは英国のみの発売で、米国や日本では未発売に終わっています。A面は『Chaos And Creation In The Backyard』収録曲で、B面はアルバム未収録曲です。B面の「Summer Of '59」は、この7インチにしか収録されていないため、現在入手困難の上に未CD化です。それでも全英22位と「Fine Line」に追いつかん勢いの成績を残しました。そして、これが現時点で最後の、古巣EMIのパーロフォン・レーベルからのシングルです。


Paul McCartney

Jenny Wren/I Want You To Fly

Parlophone CDR6678(CD) 2005年11月21日発売(英国)  英国22位・米国未発売

7インチと同じ日には、2種類のCDシングルが発売されました。うち、7インチとは異なるジャケットをした方は、メインの「Jenny Wren」はそのままに、アルバム未収録曲の「I Want You To Fly」(このシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)を収録しています。相変わらずカップリングをとっかえひっかえしてファンを悩ませてくれるポールです。


Paul McCartney

Jenny Wren/I Want You To FlyThis Loving Game

Parlophone CDRS6678(CD) 2005年11月21日発売(英国)  英国22位・米国未発売

7インチと同じジャケットのCDには、さらにアルバム未収録曲の「This Loving Game」(このシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)を追加して3曲入りになっています。やはり、2曲入りの方よりも値段が高かったようですが(笑)それでも多くのファンはこっちを買ったことでしょうね。

Paul McCartney

Dance Tonight/Dance Tonight

Hear Music 7230384(7") 2007年7月23日発売(英国)  英国26位・米国未発売

2007年、スターバックス系列のヒア・ミュージックに電撃移籍して初めてのシングル。同じくヒア・ミュージック移籍後初のアルバムとなった『Memory Almost Full』からのシングルカットです。最近のポールはアナログ盤やCDでのシングル発売に興味がないようで、6月18日のポール65歳の誕生日当日にデジタル配信が開始されたものの、ソフトとしてのシングル化は当初の告知通りには実現しませんでした。そんな中、英国限定で発売されたのがこの7インチ。変形のピクチャー・ディスク仕様でようやくファンの手に届いたのでした。・・・しかし、A面もB面も「Dance Tonight」(『Memory Almost Full』収録曲)の同じヴァージョンというのは(汗)。ファンを小馬鹿にしているとしか思えません、マッカートニーおじさん。全英26位というのはさすがの貫禄ではありますが、ねぇ。


Paul McCartney

Dance Tonight/Nod Your Head(Sly David Short Mix)

Hear Music 型番不明(CD) 2007年7月16日発売(英国)  英国26位・米国69位

米国を中心にジャケットのないCDシングルも出た模様です(日本では未発売)。これに関してはほとんど情報がなく、たいした数が出ないまま終息していったとも、そもそもCD化されなかったとも噂されています(汗)。メインの「Dance Tonight」はそのままに、『Memory Almost Full』収録曲「Nod Your Head」のリミックス・ヴァージョンを収録している・・・らしいです。これらがデジタル配信されているのは確認できますが、果たして本当に発売されたのかどうか・・・。

Paul McCartney

Nod Your Head

Hear Music(デジタル配信) 2007年8月28日発売(英国)  英国-位・米国-位

これはアナログ盤やCDといったソフトでのシングル発売はなく、iTunes Storeでのダウンロードによるデジタル配信のみのシングルです。『Memory Almost Full』収録曲で、恐らくアルバム・ヴァージョンだと思われます(未確認)。同曲のプロモーション・ヴィデオも合わせて配信されています。

Paul McCartney

Ever Present Past/House Of Wax(live)

Hear Music 7230621(7") 2007年11月5日発売(英国)  英国85位・米国110位

『Memory Almost Full』からのシングルカット。米国では「Dance Tonight」より前にアルバムからの先行シングルとして発売されました。日本での発売はなし。A面・B面共に『Memory Almost Full』収録曲ですが、B面は6月27日に米国・Amoeba Records店内で行われたコンサートからのライヴ・ヴァージョンです(このシングル以外で発表されたことはなく現在入手困難)。近年ずっと英国では軒並み30位内を記録し続けてきたポールのシングルですが、なぜか85位止まりと不振に陥っています・・・。米国では100位内にも入ることができませんでした。


Paul McCartney

Ever Present Past/Only Mama Knows(live)Dance Tonight(live)

Hear Music 7230620(CD) 2007年11月5日発売(英国)  英国85位・米国110位

7インチと同じ日には、CDシングルが発売されました(これは確実に発売されています)。ブックレットには、ジャケット写真のようなメビウスの輪を作れるよう切り取り線が印刷されています。実践してみた人はどれくらいいるのでしょう?(苦笑)メインの「Ever Present Past」はそのままに、『Memory Almost Full』収録曲の「Only Mama Knows」と「Dance Tonight」のライヴ・ヴァージョン(「House Of Wax」と同日の演奏)を収録しています。2曲とも、後に英国のタブロイド誌の付録CD『Live In Los Angeles』に収録されています。また、「Only Mama Knows」は12インチシングル「Amoeba's Secret」にも収録。ただ、いずれも入手困難であることには変わりありません。ネット配信では「That Was Me」のライヴ・ヴァージョン(後に「Amoeba's Secret」にも収録)もカップリングされていました。

Paul McCartney

Amoeba's Secret (Only Mama Knows - C Moon - That Was Me - I Saw Her Standing There)

Hear Music HMLP-30607(12") 2007年11月20日発売(米国)  英国未発売・米国119位

2007年6月27日に、『Memory Almost Full』の宣伝のため米国・ハリウッドのAmoeba Records店内で行ったミニ・ライヴの模様を収録した12インチ。タイトルから分かる通り、米国のみでひっそりと数量限定発売されたため、当初は入手困難な超レア・アイテムでした。ジャケットも解像度の低い写真をわざと使った粗雑ぶりで、まるでブートのような仕上がりです(笑)。A面には、CDシングル「Ever Present Past」のカップリングだった「Only Mama Knows」と、ウイングスナンバー「C Moon」を収録。B面には、シングル「Ever Present Past」のネット配信のみのカップリングだった「That Was Me」と、ビートルズナンバー「I Saw Her Standing There」を収録しています。これらはいずれも後に『Live In Los Angeles』にも収録されます。しかし、当日は20曲ほどを演奏したというのに、4曲だけ小出しで発表するというのは・・・(汗)。またしてもファンを小馬鹿にしたような売り方をするマッカートニーおじさんでした。


Paul McCartney

Amoeba's Secret (Only Mama Knows - C Moon - That Was Me - I Saw Her Standing There)

Hear Music HRM-31306(CD) 2009年1月27日発売(米国)  英国未発売・米国119位

しばらくの間レアだった「Amoeba's Secret」ですが、2009年になって突如としてCD化とデジタル配信開始を実現。日本でも公式に発売され、すっかりレアでも何でもなくなってしまいました。それでも依然として4曲入りのままで、ジャケットも適当な作りがそのまま踏襲されているのが何とも言えません(汗)。本当に売る気あるのか、ポール・・・。

Paul McCartney

(I Want To) Come Home

Hear Music(デジタル配信) 2009年12月8日発売(英国)  英国-位・米国-位

iTunes Storeでのダウンロードによるデジタル配信のみのシングル。映画「Everybody's Fine」の主題歌になったピアノ・バラードでアルバム未収録曲。映画のサントラにも収録されていなく、残念ながら現在公式未CD化です。普通にCDでシングル発売しても十分ヒットする曲だと思うのですが・・・。

 

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