房総半島ドライヴ(2005.1月上旬)
持っていったアルバム
私が初めて遠くまで運転したドライヴです。母が同乗し、2人で交互に運転しながら新年早々の房総半島を駆け巡ってきました。持っていったCDは6枚。うち1枚がドリカムで残りはポールです。持っていったCDはすべて聴くことができました。走った道はほとんど下道なので景色などを楽しみながら聴くことができました。ただ、このレポートを書いている時には日付すら忘れてしまっているほどなので、明確には覚えていない部分が多いです。なので、今回はごく簡単に。
東京某所の自宅を出たのは午前7時ごろ。「オール・ザ・ベスト」米国版(米国版にしたのは私のこだわり)でドライヴは幕を開けます。朝の少し気だるい雰囲気とBand On The Runのイントロが似合っていました。そして同曲の第3パートが、都会から逃げ出す感じにぴったりでした。ちなみに、母はウイングスの存在を知っているにもかかわらずBand On The Runと次のJetを知らなかったそうです。都内の道は空いていました。Listen To What The Man Saidを聴きながら運転していたのが思い出されます。
Silly Love Songsで首都高へ。大井のトンネルで同曲のコーラス繰り返し部分が聴こえにくくなっていました。首都高も空いていましたが、船橋辺りで下道に降ります(Another Dayのエンディングだったのが朝の光景と混じり合って印象的)。下道では、米国版でしか堪能できないJunior's Farmからの5曲にうきうき。特にComing Up(live)とGoodnight Tonightは。そして、私の一番好きなポールの曲With A Little Luck。千葉市で流れていました。
続いてドリカムの「DIAMOND 15」。このアルバムは当時発売されたばかりで、私は1度しか通しで聴いていませんでした。車は千葉市内を抜け市原へ、そして勝浦へ向かう長い長い内陸の道に入ります。どうぞよろしくやMUSIC TRANSFERS、イノセントやヒの字をちゃんと聴いたのもこの時でした。はじまりのlaの途中でいったん休憩(市原市中部)。
市原市もだいぶ南下したところでお次は私の一番好きなポールのアルバム「ロンドン・タウン」。今回一番景色とはまったアルバムです。落ち着いた感じの曲が多いので、旅行やドライヴにはぴったりなのかもしれません。改めて感じたのはCafe On The Left Bank以降のA面の曲の進み方が異様に速いこと。短い曲で構成していることを改めて思い知ります。市原と大多喜の境付近にある有名なヘアピンカーブ(Cuff Linkと異様に雰囲気がマッチした)の部分のみ母が運転しています(London Town〜Girlfriend間)。大多喜から勝浦へと道はだんだんと下っていきますが、I've Had EnoughやWith A Little Luckといったお気に入りの曲はこの時流れました。Name And Addressの時、「この曲を聴くとささきいさおの顔が思い浮かぶ」と母に紹介しようとしましたが、名前が出てきませんでした。説明するのに一苦労。
ついに勝浦に出て右折、海岸線沿いを鴨川方面へ(Don't Let It Bring You Downから)。Morse Moose And The Grey GooseとGirls' Schoolは海岸線の心地よいイメージにぴったりでした。Girls' Schoolの途中でいったん停車、守谷海岸に赴きます。季節が季節だけにほとんど人はいませんでしたが・・・。そして、今回のドライヴで一番印象に残った曲がMull Of Kintyre。実は勝浦近辺には私は何度も訪れていて、今回はひさしぶりの訪問でした。なのでその懐かしさが、この曲の雰囲気にマッチしました。そしてこの曲が終わったところで「おせんころがし」という侘しい崖で停車。風が冷たかったです。本当に何もない崖なのですが、規模こそ違うもののキンタイア岬みたいでこの曲とこれまたマッチ。「ロンドン・タウン」を持っていって正解でした。やっぱり私のお気に入りだけあります。素敵な曲をありがとう、ポール!そしてデニー!(あと残りのウイングスも!)
混沌とした感じだったのがお次の「バンド・オン・ザ・ラン」。11曲入りの方です。「おせんころがし」から鴨川方面に向かったのですがまさかの渋滞。本来は館山経由で海岸線をずっと行くつもりでしたがあきらめ山道を越えて勝浦へ戻ります。その山道は初めて通った所で、かなり険しい場所でここは母が運転。もともとアフリカ録音の音の雰囲気がやけに山にぴったりでした。Mrs Vanderbiltなんか特に。Let Me Roll Itがかなり曲がりくねった崖道だったのを覚えています。Helen Wheelsはもともとが軽快なドライヴ・ソングですがいい感じでした。車はいったん大多喜に戻り、今度は西に進んで東京湾を目指します(どうしても西海岸を走りたかったので・・・)。
この後母の持っているCDがかけられたのでしばらく空白があります。この間は木更津に出て海岸沿いに北上。帰路へ向かいます。そしてその後、市原市に入ってから聴いたのが「マッカートニーU」。Coming Upは、今回両ヴァージョンが聴けてうれしかったです。Temporary SecretaryやWaterfallsなどお気に入りの曲を過ぎ千葉市に入り、Check My Machineで(w)いったん休憩。行きはWith A Little Luckがかかっていた付近です。今回はSecret Friendのみ長いので飛ばしました。
次は「ヴィーナス・アンド・マース」。船橋で渋滞にあったことから、かなりインパクトのないまま終わってしまいました。唯一今でも覚えているのがTreat Her Gently/Lonely Old People。夕陽が美しかったです。
そして最後のアルバム「フラワーズ・イン・ザ・ダート」。これも高速道路なので景色との融合はありませんでした。渋滞の首都高を走っていきます。How Many Peopleで下道へ。全部聴けるか心配でしたが家に着く直前でLoveliest Thingが終わりました。
今回の大きな収穫は、なんといっても「ロンドン・タウン」でしょう。特にMull Of Kintyreは景色に見事にはまりました。これからの旅のお供になりそうです。