ディスコグラフィ 〜小田和正・シングル一覧〜

赤字はアルバム未収録曲、緑字はアルバム未収録ヴァージョン、青字はミックス違い)

 

1985/哀しみを、そのまゝ

1986年11月1日発売

オフコース在籍中にレコーディングされたソロアルバム『K.ODA』からの先行シングルとして発売された小田和正ソロデビューシングル。2曲とも「K.ODA」収録曲で、A面はハードなロックナンバー。アルバムとは曲の長さが異なっています。B面は、第一生命のCMソングにもなったアカペラの美しい佳曲。

僕の贈りもの/After forever

1988年3月5日発売

オフコース解散前に発表されたセカンド・ソロアルバム『Between the word & the heart』と同時発売されたシングル。このシングルまでがレコードとして発売されました。A面はアルバム収録の、オフコース時代の名曲のセルフカヴァー。そしてB面は、『K.ODA』収録曲「空が高すぎる」の英語版で、このシングルでしか聴けないレア音源!!小田さんの英語の発音がとても美しいです。

Little Tokyo/あの人に会える -a tune for sarazen's Jun classics-

1989年10月18日発売

オフコース解散後、独自のレーベル・Little Tokyoを立ち上げた小田さんの第1弾シングル。ずばりレーベル名がタイトルで、「明日吹く風に流されるとしても・・・」とまるで決意表明のようです。スローポップの心地よい曲で、ネスカフェのCMソングにもなりました。カップリングは小田さんらしいやさしさと力強さを感じるバラード。2曲とも翌年のアルバム『Far East Cafe』に収録されています。

君にMerry Xmas君にMerry Xmas -another mix-

1989年12月1日発売

小田さんのソロにおけるクリスマスソングといえばこれ。スローで悲しいバラードの上、アルバム未収録曲のためあまりフィーチャーされませんが、当時は小田さん自ら出演したCMソングになり話題に。カップリングはよりシンプルなアレンジを施したヴァージョンで、オリジナルより短くなっています。現在どちらもここでしか聴けません。インナースリーブの部屋でくつろぐ小田さんがいい感じですね。

恋は大騒ぎ/恋は大騒ぎ -LESS VOCAL-

1990年2月21日発売

ソロとしての小田ワールドを知らしめた、それまでのイメージを大きく覆すモータウン調のめちゃくちゃ陽気なポップ・ナンバー。歌詞まで弾けています。第一生命のCMソングとなり、アルバム『Far East Cafe』にも収録されています。ここから小田さんの大衆を意識した曲作りが始まったのです。なお、カップリングはカラオケ・ヴァージョンで、現在このシングルでしか聴くことができません。

Oh !Yeah !ラブ・ストーリーは突然に

1991年2月6日発売

完全強力両A面シングル!ドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌「ラブ突」の空前の大ヒットで、当時のシングル売り上げ記録を更新する270万枚売れるミリオンセラーに!そんな「ラブ突」は小田さんを一躍時の人にした、スタンダード的ラヴソング。が、メインサイドが第一生命のCMソングとなったムーディーな名バラード「Oh!Yeah!」なのに注目。小田さんらしい(笑)。なお、2曲ともアルバム未収録!!

あなたを見つめて/恋する二人

1991年11月20日発売

アルバム『Sometime Somewhere』からの先行シングル。共にアルバム収録曲です。小田さんが監督を担当した映画「いつかどこかで」でヒロインのテーマ曲として使われたほか、ニュース番組のエンディングにも使用された美しいバラードです。一方カップリングは、カントリーやロカビリーの影響も感じられる、「恋は大騒ぎ」以来の軽めのナンバー。

いつか どこかで/風と君を待つだけ

1992年1月25日発売

アルバム『Sometime Somewhere』と同時発売された両A面シングルで、2曲もアルバム収録曲です。「いつか どこかで」は小田さん監督による同名映画の主題歌で、ハスキーなヴォーカルが美しいバラード。「風と君を待つだけ」は、初期のソロアルバムを思わせる小田節満開のバラード。

そのままの君が好きライサのテーマMEDLEY

1992年7月25日発売

小田さんが音楽監督を務めたアニメ映画「走れメロス」の主題歌。男の友情を歌った力強い曲で、小田さんを女々しいと考えている人に聴いていただきたい1曲です。アルバム『MY HOME TOWN』にも収録されますが、シングルでは女性コーラスが入っていません(イントロも大幅カット)。一方カップリングは、小田さんが作曲した「走れメロス」の劇中音楽。メドレーは7曲の劇中音楽を組み合わせたもの。

緑の日々緑の日々(オリジナルカラオケ)

1993年3月5日発売

オフコース時代に発表した名曲のセルフ・カヴァー。オフコース時代の曲をセルフ・カヴァーする「LOOKING BACK」シリーズの先駆けとなった曲で、1996年に発表されたアルバム『LOOKING BACK』にも収録されています。オリジナルより力強さ・華やかさが増しています。カップリングのカラオケはこのシングルでしか聴けない音源です。

風の坂道/Yes-No

1993年9月22日発売

アルバム『MY HOME TOWN』からの先行シングル。ピアノメインの力強くやさしいナンバーで、まさしくソロにおける小田さんの名曲の1つでしょう。小田節炸裂!です。同じく力強い歌詞に励まされることも多いはず。一方カップリングは「LOOKING BACK」シリーズ。これより、オフコース時代の曲のセルフカヴァーをシングルのカップリングに入れることが増えてゆきます。

真夏の恋/夏の終り

1994年7月16日発売

TVドラマ「遠山金志郎美容室」(西田敏行・主演)の主題歌。パワフルなミドル・ポップで、ライヴでもしばしば演奏される曲です。当時の小田さんはアルバムを制作していないため、この曲はアルバム未収録です。一方カップリングは再び「LOOKING BACK」シリーズ。この曲を選んだのは「夏」がキーワードだから!?

“FUN MORE TIME !”オープニング・テーマso long my love昨日 見た夢

1995年1月25日発売

1曲目は、当時の小田さんのコンサート・ツアー「FUN MORE TIME!」のオープニング・テーマ(インスト)。2曲目は、小田流AORと呼べそうな、大人の風格漂うクールで悲しいバラード。サックスが印象的です。以上2曲はアルバム未収録曲。3曲目はおなじみ「LOOKING BACK」シリーズより。オフコース最後の曲をカラフルにアレンジ。ちなみに、シングルとアルバムではミックスが異なります。

君との思い出/やさしさにさようなら

1995年11月22日発売

オフコース時代の曲をセルフ・カヴァーしたアルバム『LOOKING BACK』からの先行シングル。2曲とも同アルバムに収録されています。ただし、「君との思い出」はセルフ・カヴァーではなく新曲。テクノ風のリズムを基調に、昔を振り返るアルバムの精神そのままといった詞作が印象的です。カップリングは、オフコース時代の曲を一部歌詞を変えてリメイク。

君にMerry Xmas君にMerry Xmas(オリジナルカラオケ)

1995年11月22日発売

クリスマス商戦のためなのか?1989年にシングル発売されたクリスマスソングを、シングル「君との思い出」と同時にリヴァイバル発売。'89年当時の音源とは違うリミックス・ヴァージョンで、ベスト盤『伝えたいことがあるんだ』にはこちらが収録されています。カップリングのカラオケもこのリミックスを元にしたものですが、ここにしか収録されていません。

遠い海辺ひとりで生きてゆければ

1997年5月21日発売

1997年は小田さんにとって怒涛のシングル攻撃の年となりました。その第1弾がこれ。小田さんが監督を担当した2度目の作品「緑の街」の挿入歌。ムーディーなスローバラードは、映画音楽好きの小田さんらしいです。アルバムには未収録。そしてカップリングは、『LOOKING BACK』に収録漏れとなった、オフコース時代の曲のリメイクで、2007年の『自己ベスト−2』でようやくアルバム初収録。

伝えたいことがあるんだ愛の唄

1997年7月24日発売

TVドラマ「最後の恋」主題歌となり、久々のヒットを記録した1曲。「ラブ・ストーリーは突然に」と同系列のせつないポップナンバーで、小田さんの早口風のヴォーカルが印象的。小田さんの代表曲の1つとして知られる曲なのに、アルバム未収録というのがすごいです。カップリングはすっかりおなじみの「LOOKING BACK」シリーズ(別ミックス)。これより『LOOKING BACK 2』収録曲となります。

緑の街風のように

1997年8月29日発売

小田さんにとって第2回監督作品となった映画「緑の街」主題歌。流麗なストリングスをバックに小田さんが熱い歌声を聴かせる美しいバラードでアルバム未収録。そしてカップリングは、日産のCMソングとなった軽快なポップナンバー。アルバム『個人主義』にライヴヴァージョンが収録されていますが、そちらとは全く違うアレンジがされています。このオリジナルはここでしか聴けません!

こんな日だったね/あなたのすべて

1999年10月21日発売

怒涛のシングル発売から2年ぶりのシングル。「風のように」に続く日産エルグランドのCMソングとなったポップ・チューンで、サビでの早口風ヴォーカルが印象的です。アルバム『個人主義』にも収録されていますが、シングルではエンディングがきれいに終わっています。一方のカップリングは『LOOKING BACK 2』に収録されることになるオフコース時代の曲のリメイク。

woh woh/もう歌は作れない

2000年3月23日発売

アルバム『個人主義』からの先行シングル。JRAのCMソングとなった穏やかなバラードで、過去を振り返るような詞作が味わい深い、この年齢でなければ生まれなかった名曲。カップリングはこれまたオフコース時代のリメイク。『LOOKING BACK 2』にも収録されています。

風の街/夏の別れ

2001年3月7日発売

2枚目となるオフコース時代の楽曲のセルフ・カヴァーアルバム『LOOKING BACK 2』からの先行シングル。2曲とも同アルバム収録曲ですが、前回の時と同様、メインサイドは新曲です。コーラスと台詞を同時にフィーチャーした斬新なアレンジの曲。カップリングはオフコースのラスト・シングルのリメイク。

キラキラI LOVE YOUキラキラ(LESS VOCAL)

2002年2月27日発売

小田さんらしいポップなラヴソング。TVドラマ「恋ノチカラ」主題歌となり、ヒットしました。ベスト盤『自己ベスト』にも収録されていますがオリジナルアルバム未収録。2曲目はオフコース時代の名曲のセルフカヴァーですがアルバム未収録。いずれ「LOOKING BACK 3」が発売されたら収録されるのでしょうか?しんみりしたアレンジに。3曲目は1曲目のカラオケヴァージョン(アルバム未収録)。

まっ白/たそがれ

2004年2月25日発売

TVドラマ「それは、突然、嵐のように・・・」主題歌。すっかり板についた小田さん流ラヴソング。アルバム『そうかな』に収録された後も、トリノオリンピック関連の番組のテーマ曲になるなど人気の絶えない曲です。カップリングはオフコース時代の曲のリメイクでベスト盤『自己ベスト−2』でアルバム初収録。オリジナルに比べ幻想的な雰囲気を出しています。

たしかなこと/生まれ来る子供たちのために

2005年5月25日発売

アルバム『そうかな』収録曲で、明治安田生命のCMソングに起用されました。小田さんは「言葉にできない」を意識して作ったそうです。カップリングはオフコース時代の楽曲のリメイクで、こちらはオリジナルアルバム未収録。少年合唱団のコーラスが効果的に挿入された、オリジナルとは違ったアプローチで心を打つアレンジです。シングル「まっ白」同様、全曲『自己ベスト−2』に収録されています。

ダイジョウブ哀しいくらい

2007年4月25日発売

NHK朝の連続TV小説(いわゆる朝ドラ)「どんど晴れ」の主題歌になりました。早速注目を浴びています。曲は、静かな中にも力強さを感じる小田さんの真骨頂。ベスト盤『自己ベスト−2』にも収録。カップリングはオフコース時代の楽曲のリメイク。オリジナルより静かなアレンジです。こちらはアルバム未収録。なお、このシングルよりビル・シュネーに代わり最上義英さんがミキシングを行っています。

こころワインの匂い

2007年8月15日発売

現在小田さんの最新シングル。ドラマ「ファースト・キス」の主題歌です。小田節満開の王道のポップチューンで、「Oh!Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に」以来のシングルチャート1位を獲得!『自己ベスト−2』にも早速収録。カップリングはオフコース時代の楽曲のリメイク(アルバム未収録)。シングル「風の坂道」以来、シングルカップリングでの一連のリメイクはほぼ絶え間なくずっと続いています。

 

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