オフコース・小田和正 楽曲ヴァージョン違いリスト

(2007.12.09更新)

 

 多くのアーティストがそうであるように、オフコース・小田さんの楽曲にもヴァージョン違いが存在する曲があります。たとえばシングルとアルバムとのヴァージョン違い。たとえばミックス違い。特にオフコース・小田さんの場合、ベスト盤収録時に別ヴァージョンが収録されるケースが非常に多いです。

 ヴァージョン違いというものは、マニアになればなるほど興味を覚えるものであり、「全ヴァージョン集めたい!」という衝動に駆られることでしょう(笑)。このページでは、そんなマニアックな皆さんのために、オフコース・小田さんの楽曲のヴァージョン違いをリスト化してみました。ぜひ全ヴァージョン制覇を試みてください。

 なお、このページではリマスター音源(主にベスト盤)、英語ヴァージョン、ライヴヴァージョン(特筆すべきものを除く)、インストヴァージョン(LESS VOCAL等)、「LOOKING BACK」等のリメイクとオリジナルとの違い、フェイドアウトが数秒短いなど些細な違いは対象外とさせていただきますので、ご了承ください。また、Yassさん・松尾さん・清水さん・ジローさんのソロ、コラボ名義の曲などは私が持っている音源が不足しているため割愛させていただきます。

 

●僕の贈りもの

 シングルの方が、アルバム『僕の贈りもの』収録ヴァージョンより10秒ほどフェイドアウトが長い。


●のがすなチャンスを

 ベスト盤『SELECTION 1973-1978』には、1978年2月のライヴ音源を収録。


●こころは気紛れ

 アルバム『SONG IS LOVE』とシングルとではテイクが違う。アルバムではアコギ中心のゆったりとした曲調に対し、シングルではバンドスタイルのロック的な曲調。また、ベスト盤『SELECTION 1973-1978』にはアルバムヴァージョンのヴォーカルを歌い直したものが収録されている。

●青春

 ベスト盤『SELECTION 1973-1978』ではアルバム『SONG IS LOVE』ヴァージョンのヴォーカルを歌い直したものが収録されている。


●あなたがいれば

 シングル「こころは気紛れ」とアルバム『JUNKTION』とではテイクが違う。基本的にアレンジは同じだが、前者は間奏が短く清水さん不参加。後者は間奏にジャズ風の部分が加えられ、清水さんが参加しています。


●愛を止めないで

 シングルおよびアルバム『Three and Two』と、ベスト盤『SELECTION 1978-1981』とではミックスが違う。後者はビル・シュネーによるリミックスで、イントロがカットされている他、コーラスなど随所で違いが見られる。ビルのミックスの方が音がクリアです。

●風に吹かれて

 シングルとベスト盤『SELECTION 1978-1981』とではミックスが違う。後者はビル・シュネーによるリミックスで、ジローさんのドラムスが新録音に差し替えられています。後者の方がよりロック的でダイナミックです。


●Yes-No

 シングルとアルバム『We are』ではヴァージョン・ミックスが違う。後者はビル・シュネーによるリミックスで、後半からジローさんのカウベルが入る。また、イントロのフリューゲルホルンがばっさりカットされている(これに不満な人は多いはず)。アウトロも短い。ベスト盤『SELECTION 1978-1981』には、アルバムヴァージョンのイントロにシングルヴァージョンのフリューゲルホルンを加えたものを収録。

●愛の終る時

 シングル「Yes-No」とベスト盤『SELECTION 1978-1981』ではヴァージョン・ミックスが違う。後者では間奏が一部カットされています。

●一億の夜を越えて

 ベスト盤『SELECTION 1978-1981』では、冒頭のカウントをカットしてフェイドインでスタート。


●I LOVE YOU

 シングルとアルバム『I LOVE YOU』ではヴァージョンが違う。シングルはイントロなしで始まり、エンディングの繰り返しに子供たちのコーラスが加わる。間奏は電話(?)の声。アルバムは前曲『決して彼等のようではなく』に連結して始まり、イントロつき。エンディングには子供たちのコーラスは入っていない。間奏はジョン・レノンの暗殺のニュース(ビル・シュネーの知人による朗読)。ベスト盤『YES-YES-YES』では、アルバムヴァージョンのイントロをカットしたものを収録。

●YES-YES-YES

 シングルとアルバム『I LOVE YOU』ではミックスが違う。前者はオフコース自身による、後者はビル・シュネーによるミックス。前者の方がエンディングが長く、ジローさんの力強いフィルインを長く聴ける。アルバム『NEXT』では、TV番組と同じく後半で武道館ライヴでの観客の大合唱に切り替わる。


●君が、嘘を、ついた

 シングルとアルバム『The Best Year of My Life』ではミックスが違う。前者は木村史郎、後者はビル・シュネーによるミックス。後者ではイントロにギターフレーズを追加、エンディングも長い。また、エコーがかけられています。

●愛よりも

 シングル「君が、嘘を、ついた」とアルバム『The Best Year of My Life』ではミックスが違う。前者は木村史郎、後者はビル・シュネーによるミックス。前者は後者よりも15秒ほど早くフェイドアウト。前者はシングルでしか聴くことのできないレア音源です!

●夏の日

 アルバム『The Best Year of My Life』では、シングルヴァージョンの冒頭にドラムソロを追加。


●call

 ベスト盤『SELECTION 1984-1987(IT'S ALL RIGHT)』では、シングルヴァージョンよりもだいぶ早くフェイドアウト。

●夏から夏まで

 ベスト盤『SELECTION 1984-1987(IT'S ALL RIGHT)』では、シングルヴァージョンより最後の繰り返しが少ない。


●IT'S ALL RIGHT(ANYTHING FOR YOU)

 シングルとアルバム『as close as possible』ではヴァージョンが違う。前者ではイントロとエンディングが短く、間奏とエンディングがエレキギターソロ。後者ではイントロとエンディングが長めで、間奏とエンディングがサックスソロ。

●I'm a man

 アルバム『as close as possible』と、ベスト盤『君住む街へ』では、ミックスが違う。


●君住む街へ

 シングルとアルバム『Still a long way to go』では再生速度及びピッチが異なる。前者の方が有名なヴァージョンです。後者は、アルバムのマスターを作成する時にシングルの音源の再生速度を上げたためできたらしい。CDシングルのカップリング「Another Version」は、ヴォーカルが異なる。


●1985

 シングルとアルバム『K.ODA』では、曲の長さが違う。前者は歌が終わった時点でフェイドアウト、後者は7分近い演奏。前者は入手困難です!


●Little Tokyo

 ベスト盤『伝えたいことがあるんだ』には、リメイクを収録。冒頭の歌詞をまるごとカット。

●恋は大騒ぎ

 ベスト盤『伝えたいことがあるんだ』には、リミックスを収録。ヴォーカルが歌い直され、ドラムスとベースが打ち込みから生楽器に変更されています。なお、『伝えたいことがあるんだ』ではエンディングがカットアウトしていますが、ベスト盤『自己ベスト−2』では最後までちゃんと聴ける完全版です!

●good times & bad times

 ベスト盤『Oh!Yeah!』では、イントロを一部カット。また、ネスカフェのCMで使用されたものは未完成ヴァージョンで、アルバム『Far East Cafe』収録のものとは全く異なります(当時ネスカフェの企画で販売されたCDに収録、レア音源!)。

●君にMerry Xmas

 '95年のリバイバルシングルでは、リメイクを収録。ベースとドラムスを生楽器に、ピアノをエレピに差し替え、マイケル・トンプソンのギターを追加。また、'89年発売時のシングルカップリング「another mix」は、ピアノ弾き語りのシンプルなヴァージョン。


●Oh!Yeah!

 ベスト盤『Oh!Yeah!』では、エンディングがカットアウト。テイク・ミックスは同じです。

●ラブ・ストーリーは突然に

 ベスト盤『自己ベスト』では、ベースを生楽器に差し替え。また、中間部(「今、君の心が・・・」の部分)のヴォーカル・演奏の音処理をナチュラルにしています。


●あなたを見つめて

 ベスト盤『伝えたいことがあるんだ』には、リメイクを収録。ピアノ弾き語り風アレンジで、コーラスなしです。

●いつか どこかで

 ベスト盤『伝えたいことがあるんだ』では、途中でフェイドアウト。テイク・ミックスは同じです。ベスト盤『自己ベスト−2』では、完全なリメイクを収録。ストリングスとフルドラムを収録しています。


●そのままの君が好き

 シングルとアルバム『MY HOME TOWN』ではヴァージョンが違う。後者では力強いイントロを追加、そのイントロとエンディングに女性コーラスをフィーチャー。

●風の坂道

 ベスト盤『自己ベスト』には、リメイクを収録。ヴォーカルを歌い直しています。

●my home town

 アルバム『MY HOME TOWN』とベスト盤『自己ベスト』ではテイクが異なる。前者は後半力強く転調するのに対し、後者は転調せず終始穏やかなアレンジ。


●真夏の恋

 ベスト盤『伝えたいことがあるんだ』には、リメイクを収録。ヴォーカルを歌い直しています。

●so long my love

 ベスト盤『伝えたいことがあるんだ』には、リメイクを収録。ミックスが違うほか、ヴォーカルを歌い直しています。また、フェイドアウトが早くなっています。

●伝えたいことがあるんだ

 ベスト盤『自己ベスト』には、リメイクを収録。ヴォーカルを歌い直しています。こちらの方がより自然な早口になっています。


●緑の日々(LB)

 シングルとアルバム『LOOKING BACK』では、ミックスが違う。

●昨日 見た夢(LB)

 シングル「so long my love」とアルバム『LOOKING BACK』では、ミックスが違う。また、前者の方がエンディングが長い。


●君たちを忘れない

 TVドラマ「必要のない人」のサントラと、アルバム『個人主義』では、テイクが異なる。

●風のように

 シングル「緑の街」とアルバム『個人主義』ではテイクが異なる。前者は明るいバンドスタイル、後者はピアノバラードアレンジのライヴヴァージョン。ベスト盤『自己ベスト』では、後者のイントロをカットしエンディングをフェイドアウトさせたヴァージョンを収録。


●愛のうた(愛の唄)(LB)

 シングル「伝えたいことがあるんだ」・オムニバス『21世紀の贈りもの』と、アルバム『LOOKING BACK 2』とではアレンジが若干違う。アルバム収録時に一部コーラスとサックスを追加しています。また、後者ではタイトルを「愛のうた」に変更。


 

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