早分かり・ドリカム別名義
(2009.3.12更新)
●吉田美和
美和さんは、1995年と2003年にソロ・アルバム「beauty and harmony」シリーズをリリースしています。ソロでは、ドリカムという観念に囚われず、自由な発想で楽曲を展開していっています。演奏者には、デイヴィッド・T・ウォーカーらジャズ界の巨匠たちが参加、名演を聞かせます。全体的にジャズ・フュージョン風の曲が多いのが特徴。
ソロ・コンサートもその都度実施しています。美和さんのソロということで、すべて作曲は美和さんですが、まささんもアレンジで参加(西川さんは無関係)。ドリカムとは一味違ったマスターピースの数々は、ドリカムファンなら必聴です。特に『生涯の恋人』『涙の万華鏡』『告白』は3大名バラード。
●中村正人(サウンドトラックなど)
まささんは、ドリカムとしての活動の他に、映画やドラマのサントラ用の音楽を多く手がけています。一般的には知られていませんが、1990年にはセガのコンピュータ・ゲーム「SONIC THE HEDGEHOG」の音楽を作っています。
比較的有名なのは、ドラマ「長男の嫁」と映画「7月7日、晴れ」の音楽でしょうか。前者はイメージ・アルバムで、なんと4曲でメイン・ヴォーカルも聞かせます。『woo・・・WOW!?』『はるかなる50ノット』など、ドリカムとしては演奏しなかった隠れた名曲がいっぱいです。後者は、ドリカムの過去の曲がメインですが5曲は書下ろしです。
その他にも、ドラマ「ひらり」「愛していると言ってくれ」「救命病棟24時」の音楽も手がけています。
また、2007年に自身のブログ「ドリブログ」が書籍化された際に、おまけCDとして自らの音楽のルーツである『キャンディ・グライダー』『Sun Love』の2曲をカヴァーしています。そして、その2曲をその年のドリカムのライヴで「かぼす」という2人編成のフォーク・ユニットとして演奏しています。なお、「かぼす」は、まささんと武藤良明さんだと言われています。
●アンドレ中村とオホーツク・ボーイズ
1991年に突如デビューした謎のユニット。リーダー&ヴォーカルのアンドレ中村と、バックバンド(ニハエル・マージョ、岡リーナ、エヴリー・ツノダ、サリー・シンヤ・日ノ本)の5人編成。デビューシングル「せつなくて」をリリースするものの、その後の目だった活動はなし、メンバーも消息不明。1999年夏のドリカムのライヴで「一夜限りの再結成」を果たしたほか、同年冬のドリカムのライヴで流されたショート・フィルムにアンドレとニハエルが登場しています。
実は、アンドレ中村はまささんだという疑いが持たれていますが本人は否定しています(笑)。他のメンバーも、美和さんだったり西川さんだったりするようです。ラジオ番組での企画が元だった可能性が高いです。まささんの隠された側面をうかがい知ることができます。
●FUNK THE PEANUTS
1995年にデビューした謎の女性ヴォーカルユニット。通称「ファンピー」。メンバーはファンピー1号(RIN)とファンピー2号(MIWA)の2人。ドリカムがプロデュースをしています。デビューシングル「恋の罠しかけましょ」以降、定期的にシングルをリリース。その後しばらく音沙汰がありませんでしたが、1999年にロビン・クラークをゲスト・ヴォーカルに招いた「FUNK THE PEANUTS rated R」としてシングル「you go girl !」をリリース。これが現在最後のリリースになっています。
ファンピーの楽曲は、アレンジ・歌詞がとてもユニークです。また、女性デュエット用の曲としてカラオケなどでも人気があります。メンバー2人はたびたびドリカムのライヴに飛び入り参加しましたが、実は1号が浦嶋りんこさん(ドリカムのライヴでおなじみ)・2号が美和さんではないかという疑いも出ています(公式見解ではない)。
●CALLING OF A MIRACLE
詳しいことは公式サイトですら明らかになっていませんが、tatsuya(まささんの弟)とnoonの2人によるグループ。といってもドラマのサントラを作るだけのようです。有名どころでは、1999年の「救命病棟24時」のサントラでしょうか。